白金(Pt)作用電極は化学的に非常に安定であり、電気化学測定において代表的な作用電極として広く使用されています。特にディスク型電極は最も一般的な形状であり、例えばサイクリックボルタンメトリー測定などに頻繁に用いられます。
ディスク電極は形状が単純なため、以下のような利点があります:
- 電極表面の研磨や洗浄が容易
- 表面状態の再現性が高い
- 表面積の計算が簡単
本電極の仕様は以下の通りです:
- 白金ディスク内径:2.0 mm
- 純度:99.99%
- 外径:1/4インチ(6.35 mm)
電極のシュラウド(絶縁部)材料には、PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)が使用されています。PCTFEは優れた耐薬品性を持つ樹脂であり、米国の電気化学電極メーカー(例:PINE RESEARCH社)でも一般的に採用されています。
ユーザーからの報告によると、加熱硫酸溶液中では、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)よりもPCTFEの方が耐久性に優れているとされています。
また、各種溶液に7日間浸漬した際の耐薬品性評価結果が下表に示されています。
薬品名
|
重量変化(%) |
| 塩 酸(35%) |
+0.1 |
| 硫 酸(98%) |
0.0 |
| フッ酸 |
0.0 |
| 苛性ソーダ(NaOH)(50%) |
0.0 |
| アンモニア水(28%) |
0.0 |
| メタノール |
+0.2 |
| アンモニア水(28%) |
+0.1 |
| クロロホルム |
+6.6 |
| トルエン |
+3.7 |
| ベンゼン |
+3.9 |
| M E
K |
+3.3 |
| 酢酸エチル |
+3.6 |
| ジエチルアミン |
+1.9
|
| フェノール |
+0.1 |
|