電池開発用電気化学セル及び温度制御システム
柔軟なセルソリューション-

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AutolabマイクロセルHCシステムはRHDインスツルメンツ社&Co.
KG社と共同で設計されています。AutolabマイクロセルHCシステムは、高速かつ信頼性の高い温度制御実験を実現するための理想的なソリューションです。ペルチェ素子を用いての電気化学セルと温度コントローラーで構成されています。AutolabマイクロセルHCは、様々な大きさの電気化学セルを収容できるように特別に設計されています。温度コントローラー自体はNOVAソフトウェアに統合されています。試料温度を手動およびリモート制御ができます。この組み合わせでは、広い温度範囲でインピーダンス及び導電率のような関連するパラメータを得られます。利用可能なすべての電気化学的手法を用いて電気化学測定を行うことが可能です。バッテリー、イオン液体、van
der pauw測定、ハイフネーションなどの様々な研究に対応できます。
AutolabマイクロセルHCシステム用に設計された電気化学セルは幅広い実験に適しています。揮発性及び不揮発性サンプル、小容量または大容量、バッテリー、表面およびゲル状試料など)。冷却ボックスで極低温−50度までの冷却は可能です。
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主な機能 |
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温度範囲 |
−50℃〜100℃ |
温度精度 |
±0.1℃ |
温度制御 |
ペルチェ |
温度制御率 |
Up to 60℃/分 |
インタフェース |
シリアル |
制御ソフトウェア |
NOVA |
最小サンプル量 |
70μl |
汎用インピーダンス解析支援ソフトウェア(RelaxIS3)

RHD instruments社のもう一つ商品は汎用インピーダンス解析支援ソフトウェアRelaxIS3です。RelaxIS3は、インピーダンスデータの処理、さまざまなプロット(ナイキスト、ボード)、伝達関数(多孔質材料の色素増感太陽電池、腐食研究用)、および等価回路または物理モデルへのスペクトルのフィッティング(自動フィッティング機能を含む)に広範な機能を提供しています。
RelaxISでは、フィット結果を更に評価することもできます。RelaxISは緩和時間分布(DRT)を用いたインピーダンス解析支援ソフトウェアです。フィット結果とメタデータ(温度など)のカスタムプロットを作成するか、組み込みのアレニウスおよびVFTフィットを実行します。
付属のCircuit Simulatorは、等価回路または他のモデルのシミュレーションデータを自由に定義、プロット、および変更できるため、インピーダンススペクトルの教育研究にも非常に役立ちます。