マルチポテンショスタット

PGSTATM101マルチチャンネルポテンショ/ガルバノスタット
Multi channel Potentiostat/Galvanostats with optional modularity

　M101はPGSTAT101のマルチチャネル版で、独立マルチチャンネルポテンショスタット/ガルバノスタットです。M101はキャビネットと12個モジュールで構成されます。キャビネットには12個挿入スペースがあり、最大12個M101モジュールをインストールが出来ます。即ち12チャネルの独立ポテンショ/ガルバのスタットになります。

　　さらに、各種オプションモジュールをインストールすることができます。例とし、FRA32Mインピーダンスアナライザモジュールをインストールしますと電気化学インピーダンス測定が出来ます。

Multi Autolab - Twelve Channel Multi Potentiostat/Galvanostat

　モジュールの排列は左から1A、2B、3C、4D、5E、6Fの6ペアになります。１～6がメイン位置と言います。M101モジュールをインストールする位置です。A～Fが補助位置と言います。ペアのオプションのモジュールをインストールする位置です。A～FもM101モジュールをインストールすることもできます。
　毎チャネルは独立ソフトウェア制御されます。それぞれのM101は、同じ時に各チャネル上の異なる測定を実行することができ、完全に独立したポテンショスタット/ガルバノスタットです。
　マルチM101は同時に3つのコンピュータにから制御することができます。異なるユーザの間で利用可能なチャネルを共有することができます。Main、Sub-1とSub-2というの3つのUSB接続口です。MainのUSB接続口が1A、2B、3C、4D、5E、6Fを制御します。Sub-1が3C、4Dを制御します。Sub-2が5E、6Fを制御します。Sub-1とSub-2の順番はMainより、優先されます。
　M101モジュールの追加がいつでも出来ます下図は12個M101モジュールはインストールされたマルチM101です。

Multi Autolab - Modular Multi Potentiostat/Galvanostat

　　M101の特徴は5種類のモジュールを内蔵することができます。一台のM101ポテンショ/ガルバノスタットが色々なアプリケーションに対応できます。
　各M101モジュールは、ペアのオプションのモジュールに結合されます。オプションモジュールの最大数は6です。
　　オプションのモジュールの追加がいつでも出来ます。下図は6個M101モジュールと6ペアオプションモジュールの組み合わせです。

　仕様はPG101と同じです。出力電圧10Vで、最大電流が±100mAで、印加電位が±10Vです。電流レンジは10nA～10mAの7レンジです。電流の分解能は30fAです。NOVA電気化学測定と解析ソフトウエアで、電気化学とインピーダンス測定に使用できます。

主な機能		適合するモジュール
電極接続方式	2、3と4	EQCM
印加電位範囲	±10 V	FRA32M
コンプライアンス電圧	±12V	BA
最大電流	±100 mA	MUX
電流レンジ	10mA～10nA (7レンジ)	pX1000
電位精度	±0.2％
電位分解能	3 μV
電流精度	±0.2％
電流分解能	0.0003％電流レンジ
入力インピーダンス	> 100GΩ
ポテンショスタットバンド幅	1MHz
PCとの接続	USB
制御ソフト	NOVA